個人投資家サラリーマンの脱獄記録

労働者という現代の奴隷が脱獄出来るか終身刑になるのかの記録を綴ります。投資先は米国株です。グロース株を主体にVTI等の積立投資も実行している。住宅ローンあり妻子ありの平凡なサラリーマンのブログです。

【2021年8月前半】平凡なサラリーマンの資産運用という脱獄記録

夏休みは家族とキャンプに行ってきました。天候は晴れ1日、曇りのち雨1日、雨1日とイマイチな結果でしたが、子供達が楽しそうにしていたので大満足でした。キャンプに行くと保有株価暴落に会うジンクスは今回で打ち破りました。


■起きていること

・アメリカ10年債利回り


直近はずっと落ち着いた動きでしたが、8月前半は動きのある期間でした。8月6日の雇用統計をうけて、ググっと上昇しています。8月10日前後でヨコヨコの動きになり、8月15日にかけて少し下がってきました。雇用統計をうけ、マーケットは利上げ早期化やいよいよテーパリング時期が固まりそうな状況とデルタ株(コロナ)の世界的な流行が終息しない懸念が見え隠れしている状況です。


・8月6日 米国雇用統計

予想:87万人
結果:94.3万人

予想を大きく上回りました。米国の非農業部門雇用者数は7月にほぼ1年ぶりの大幅増を記録し、失業率は予想以上に低下しました。まだまだパンデミック真っ只中ですが、経済や雇用は強く、景気見通しに関しては楽観的です。


・米国コア消費者物価指数

7月の米消費者物価指数(CPI)は前月比0.5%上昇しエコノミスト予想の中央値も0.5%上昇で予想と一致しました。前年同月比では5.4%上昇です。直近の物価高騰は中古車や木材等の特殊要因であり、かねてからFRBはインフレは一時的との姿勢を示していましたが、そのとおりとなった模様です。


■8月前半に私がしたこと

・保有銘柄 決算精査

8月4日 $YETI

2021年2Q
売上高;予想$329M 結果 $358M  ◎
EPS ;予想$0.55 結果$0.63 ◎
2021年通期ガイダンス
売上高;予想$1.34B 新ガイダンス$1.38B~$1.4B ◎
EPS ;予想$2.37 新ガイダンス$2.42~2.46 ◎


⇒良い決算です。通期のガイダンスも前回決算発表時よりも上方修正しています。ホールド。



8月11日 $MQ

2021年2Q
売上高;予想$102M 結果 $122M ◎
EPS ;予想$-0.08 結果$-0.29 ×
トータル・プロセシング・ボリューム(TPV)$2.65B(前年同期$1.50B)
2021年3Q
売上高;予想$110M 新ガイダンス$114M~119M ◎


⇒EPSをミスしました。しかし、特殊要因によるミスとのことでしたので売りはせずにホールドします。具体的にはEPSに絡む純利益が大きく下がっていました。その原因はIPOでストックオプションの一種を出したことで一時費用($5600万)が増えたことらしいです(広瀬隆雄さんのツイート参照)



8月12日 $NCLH

2021年2Q
売上高;予想$10.02M 結果 $4.37M ×
EPS ;予想$-1.97 結果$-1.93 ◎


⇒この銘柄は決算を手がかりに保有しているわけではないので、参考程度に決算を眺めています。注目する点としては「クルーズ乗客にワクチン接種を要求するノーウェジアン・クルーズ(NCLH)をフロリダ連邦判事が支持。フロリダ州の法令に差止命令を出すことで8月15日からの同社のクルーズ再開が可能に(広瀬隆雄さんのツイート参照)」このあたりで、今後の動向により株価が動くタイミングを注視していきたいです。


・ドクシミティ($DOCS)を新規買付

ドクシミティ($DOCS)を新たに買い、ポートフォリオに加えました。買い付けた理由は単純明快で、最近IPOした銘柄の中でもとりわけ決算が素晴らしかったのが理由です。決算で買いましたので、この銘柄は決算をミスしない限り保有&買い増しで行きます。決算をミスした場合、そのタイミングが売りタイミングになります。


・原油 ダブル・ブル ETNを売却

こちらは利益確定の売却になります。
石油輸出国機構(OPEC)とロシアなどの産油国でつくる「OPECプラス」は7月18日、産油量の増加で合意しました。これにより目先は石油価格の下落が見込まれると踏んだので、利確をしました。



・ジュニアNISA積立開始

娘2人分のジュニアNISA口座がようやく完成したので、今月から17,000円づつ、合計34,000円をVTIとVTで積み立てていきます。これで我が家の積立は私のiDeCo&積立NISA&特別口座でのVTI積立と妻のiDeCo、そして子供たちのジュニアNISAで総計163,000円となりました。積立をしている具体的なファンドは以下3つに集約しています。


楽天・全米株式インデックス・ファンド(通称:楽天VTI)
eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)


・生命保険に入りました

明治安田生命 じぶんの積立

これはチート級の商品設計になっている保険商品です。


①いつ解約しても掛けた保険料の100%で受け取れる
※満期(10年/払込期間は5年)で103%
②加入条件に健康状態は関係ない
③商品設計上“生命保険”なので所得控除が使える



1口毎月5,000円なので、年間6万円、積立期間上限5年で30万円。
⇒年間6万円の所得控除が受けられます。所得税率に寄りますが、10,000円以上所得税還付を受けられる予定です。



まとめると、途中解約でも100%元本保証ということは、実質的には資金ロックのない状態で、所得控除をつかえるということ。


控除をリターンと捉えれば、年間リターンで約16%。これをノーリスクで手に入れられるということになります。すごい。


ちなみに、生命保険としての本質的な機能はほぼない設計となっています。
※死亡時の保険金は掛けている保険料の範囲のみ/MAX30万円(笑)
※一度解約すると2年間は再度加入出来ないとのことです。


■8月後半に私がやること

・保有銘柄 決算精査

8月25日 $CRM(Salesforce)

2021年2Q
売上高;予想$6.24B 結果
EPS ;予想$0.92 結果
2021年3Q
売上高;予想$6.66B 結果
EPS ;予想$0.81 結果
2021年通期
売上高;予想$26.01B
EPS ;予想$3.82



8月31日 $CRWD

2021年2Q
売上高;予想$323.16M 結果
EPS ;予想$0.09 結果
2021年3Q
売上高;予想$350.92M 結果
EPS ;予想$0.09 結果
2021年通期
売上高;予想$1.36B
EPS ;予想$0.39


・ジャクソンホール会議 観察

ここでテーパリング時期についてのまた利上げについての明確な時期や規模が表明されるのか、またそれ以外のなにか重要な情報がFRBから出てくるのか、注目です。


■まとめ

8月中旬の現ポートフォリオは下記です。



9月から10月はマーケットがギクシャクする予報です。ポートフォリオの整理を進め、現金比率を高めてきました。


しかし、投資信託を除く個別株のポートフォリオは私の投資戦略上グロース銘柄に偏っています。ですので、9月10月あたりで資産額は一時的に大きく減ることも覚悟し、激動の秋に向かおうと思っています。