【2021年前半戦】新メンバー招集と戦力外通告(投資のお話)
去年の相場と打って変わって、ギクシャクした相場環境である2021年。私のポートフォリオを大きく変化させました。今後を見据え、新たにスタメンとして加えた銘柄もあれば、戦力外通告をしたメンバーもいます。買付、売却にあたり過去の経緯も含め公開していきたいと思います。この記事を見て頂いている人がいれば、私と同じような失敗をしない事を願うばかりです。
※2020年7月〜2021年6月の約1年で動かした履歴
戦力外通告した銘柄たち
まずは残念ながら戦力外通告を下した銘柄たちをご紹介します。
【海外組】
①LifeMD
博打的な買い方をしていた銘柄なので、戦力外通告です。結果論ですが大した損失にならずに手放せたので結果オーライなのですが、賭博トレードをした自分を殴りたいです。
②Plug Power
アメリカ大統領選銘柄(脱炭素銘柄)として投機的な買い付けをしてしまったテーマ株です。一時期は凄い勢いで株価が急騰しましたが、その後急落しています。
思い返せば急落前に非常に危ない投資をしていることに気付き、運良く利益確定できました。決算もまともに出せていない銘柄の“テーマ”一発に掛ける危ない投資はもうしないと心に決めました。
③NVIDIA
新高値からの更なる上昇を見込んで買ったものの、シナリオ通りにいかなかったので早期に損切をしました。チャートで買ったのでチャートで売りました。結果的にはそこから更に上昇し、新高値を更新し続けてます。が、後の祭り。過去の多くの失敗を糧にしてこの早期損切を身に付けられたとポジティブに捉えています。
銘柄自体は非常に良い銘柄で、業績も素晴らしいです。いつかまたスタメンに戻すときが来るかもしれません。
④American Well
LifeMDと同様、博打的な買い方をしていた銘柄なので、戦力外通告です。2020年~2021年にかけて、このような銘柄を新規に買い付けない事に加え、容赦なく戦力外通告を出せるようになった自分の成長を感じています。
⑤Fastly
まさに去年のコロナ相場と共にいた銘柄の一つで、米国株投資の面白さを感じる事の出来た銘柄です。
正直言うと愛着がありました。しかし戦力外通告なんです。良い決算出せなくなったグロース株に価値はない。手放すその最後まで勉強させてもらったと思います。
【国内組】
①オリックス
約4年程抱いていました。これまでに配当金と株主優待で頑張ってくれましたが、極力日本銘柄は排除してアメリカ中心のチーム構成にすべく利益確定できるタイミングで利益確定しました。長年、お疲れ様でした。
②三菱UFJ銀行
もともと私の投資デビューは日本版サクラダファミリアとバカにされた“みずほ銀行”でした。当時、何もわからず銀行預金代わりに配当目的で買った記憶がありましたが、こちらの三菱UFJ銀行の株価の動きが同じ銀行なのに強く、欲を出して買ってしまった過去の過ち銘柄です。
この度、2018年に買いようやくトントンくらいの株価に戻ってきたので戦力外通告をしました。過去の失敗として今後の糧にしていきたいです。
③ゆうちょ銀行
過去の投資活動のなかでもワースト3には確実に入るであろう失敗の一つ、ゆうちょ銀行。何を隠そうゆうちょ銀行をIPO初日にジャンピングキャッチしてしまい、もうかれこれ5年間含み損を抱えた苦い思い出があります。
このタイミングで幾分株価が回復してきたので損切という戦力外通告をしました。損失額-50万円ほどになりますが、この50万そのものよりもこの資金を寝かせ機会損失を生んだ「塩漬けアホールド」。今の学びに変え、お別れの決断をする事が出来ました。
新たにメンバー入りした銘柄たち
戦力外通告をしてキャッシュ(現金)を確保したので銘柄の入れ替えをしました。すべて海外組になります。新たなメンバーに加わったのは以下です。
①CrowdStrike Holdings
【長期保有枠/ポートフォリオ比率:4.7%】
サイバーセキュリティテクノロジーを提供しています。今後ますます重要になるサイバー攻撃対策を牽引していくであろう新興企業のひとつ。ビジネスモデルが秀逸で、一度導入した後のリプレイスコストが高く、ネットワーク効果を発揮する。業績が良い限り死ぬまで抱いておきたいメンバーです。
②Pinterest
【長期保有枠/ポートフォリオ比率:2.8%】
写真共有サービス。いわるゆSNSに分類されますが、写真やビジュアル重視のSNSであるInstagramとは世界観が違います。おしゃれなインテリアや毎日のレシピなど、暮らしのヒントがさくさく見つかる画像検索の要素が色濃く、過去の自分の出来事をシェアするInstagramとは違い未来の自分の為にアイデアを保存および整理できるツールです。業績+ユーザー数の伸びが良い限り抱いておくメンバーです。
③OKTA
【長期保有枠/ポートフォリオ比率:7.8%】
今を時めくSaaSならぬ”IDaaS”銘柄。デジタル上のIDやユーザー認証を管理するクラウドソフトウェアを提供しています。もちろん業績はゴリゴリに良く、直近で競合であるオースゼロという会社を買収しました。向こう5年間毎年35%の成長を明言していて、その通りである限り抱いておくメンバー。
④Alphabet(Google)
【長期保有枠/ポートフォリオ比率:3.4%】
説明は不要です。
⑤DocuSign
【アフターコロナ枠/ポートフォリオ比率:2.8%】
ドキュサインは電子署名テクノロジーの先駆者として市場を開拓し、企業や組織が、合意や契約、稟議における準備、署名捺印、実行、管理の一連のプロセスを自動化することをサポートしています。今後パンデミックを克服してもこの流れは変わらないと思っているので、長期的に抱いておきたいメンバーです。
⑥YETI
【アフターコロナ枠/ポートフォリオ比率:5%】
クーラーボックスやボトルホルダー等のアウトドア用品メーカーです。無骨でダサカッコイイ独特のデザインが特徴で、アメリカを中心に人気化しており品薄状態が続いています。海外旅行(米国⇒他国)はしばらく無理でもキャンプやBBQ、アメリカ国内旅行需要が伸びることを予想しメンバーの入りを決めました。
⑦MARQETA
【IPOしたばかり枠/ポートフォリオ比率:0.5%】
ロブロックスさんアウト、マーケタさんイン。気になる銘柄は初日〜数日以内に少し買うようにしています。最少単元のないアメリカ株はこれがとても良い。初回の決算で良い結果であれば買い増し予定です。
⑧Affirm Holdings
【IPOしたばかり枠/ポートフォリオ比率:1.3%】
金融テクノロジー企業。消費者が購入の資金を調達するために販売時点で使用する分割払いローンの金融貸し手として運営されています。
上場したばかりの新しい企業でパンデミック渦中、アメリカでは自宅でワークアウトする需要が急増しペロトンというランニングマシンやエアロバイクが爆発的に売れました。そのペロトンは値段が高く割賦払いを無利子で行う事により伸びたサービスです。打診買いとして新メンバーに入れました。今後は決算をミスしない限り買い増しを検討しながらスタメン起用する予定です。
⑨Norwegian Cruise Line Holdings
【短期1回転枠/ポートフォリオ比率:2.2%】
アメリカのクルーズ会社の中で大手の一角を占める。その中でも、食事の時間や席が決められておらずドレスコードもない「フリースタイル」のコンセプトで知られています。アメリカは今現在ワクチン接種先進国として通常の生活を取り戻しつつあります。そう、人々はバカンスを渇望している。アメリカ疾病予防管理センターがクルーズ旅行の規制を解除した際にはひと相場付けるかもしれないと考え、夏までの短期保有予定です。
2021年6月末時点のメンバー達
強くなったはず…だと、信じたい。
2021年の後半戦の展開を予想するともう少しディフェンス力を上げたいところが本音です。なのでVHTあたりを粛々と買い増し予定でいます。
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