30歳になった私が米国株投資を始めたキッカケ
大型の金融株を中心としたインカムゲイン狙いの投資方針が、当時の自分の目標まで時間が掛かり過ぎると判断したものの、なかなか次の一歩を踏み出せずにもがいていました。
まわりに相談する人もいなかったという事もあり、すべて自分で調べ、考え、判断するしかなかったような状態でした。
そんな状態の平凡なサラリーマンが米国株投資をはじめるまでの経緯を記します。
とりあえず“知ってる”成長しそうな銘柄を買った
大型高配当利回り銘柄では目標到達まで時間が掛かり過ぎるという問題意識はあったものの、ギャンブル的な事はしないという方針を貫くと、何をどうすればいいかわからない状態が続きました。
資産運用の書籍やインターネットなどで調べたりしていましたが、自分はどうしようかという部分は依然としてフワフワしていたと思います。
2016年~2017年あたりは、とりあえず“自分の知っている成長しそうな銘柄”を買うといういたってシンプルな方針に着地し、日本の個別銘柄を積み上げていくことにしました。
具体的にはリ〇ルートやピ〇ョン、ライ〇ップあたりです。
リ〇ルートは人材大手でそのサービスの強さ、組織の強さを知っていたということと、ピ〇ョンは子供が産まれ身の回りの用品がそのメーカーで溢れていたこと、ライ〇ップは当時目を見張るほど業績を伸ばしていたことが投資の動機だったような気がします。
並行してiDeCoをはじめる
株式投資をはじめたころに保有していた大型金融株は売らずに保有したまま、新規の買付は日本の成長しそうな知っている銘柄へシフトしていきました。
また、この頃iDeCoとNISAの制度を知り、iDeCoの積み立てとNISA口座の開設もしはじめました。
r>gを提唱したトマ・ピケティさんは経済格差を是正するために「資本に対する世界的な累進課税が必要だ」と主張していて、裏を返せば税金の力は、資産を効率的に増やす妨げになるという部分に素直に乗るという戦法も並行して走らせました。
典型的なタブーを犯す
投資には典型的なタブーがあって、代表的なものが下記になります。
①損切出来ずに塩漬けしてしまう
②利益確定が早く機会損失を招く
それぞれの投資方針にもよりますが、よく言われるタブーです。
私も例にもれず、この2つは経験済みです。
分かっちゃいるけどやめられない状態で、理論は理解しているが、それが出来ないという状況を経験しました。
2018年はそれらもあって評価損益はマイナスです。
振り返るとなぜそれらをしてしまうのか、それは人間の心理、自分に都合よく考える下心、突き詰めれば“メンタル”に尽きるのかなと思うのです。
これもよく言われていることですが、それらを未然に防止するために、自分でルールを作り、あとは機械のように粛々と実行するということです。
“自分でルールを作り、あとは機械のように粛々と実行”は私としても採用している動き方になります。
どのようなルールを作るか、が最大のポイントになると思いますが、そこは自分で決めるしかないと思います。
現在私の場合は、
・給料の45%を投資に回すこと
・米国を原則的に投資先にすること
・決算原理主義
上記3つを基本ルールとして据えて、中長期保有で運用しています。
初めてのアメリカ株式投資
私の中で、このイベントがターニングポイントになっています。
それまでアメリカ企業の株式に投資をするということが頭になかったと思います。
GoogleとかAmazonとか凄いなーくらいは捉えていたと思いますが、外国の株はプロ投資家がやるものでしょ?くらいのイメージを持っていました。
結論としては簡単に出来ました。ただ、今の様な米国株ブームの風潮はまだ無かったので心理的なハードルは少し高かったように思います。
はじめてアメリカ企業の株式を買いました。
キッカケは、私が友人と渋谷の居酒屋でいつも通りお酒を飲んでいるときに、「転職したんだよね」という話。
聞きなれない会社名でしたが、ストックオプションを少し貰ったという話も聞きました。
また、業績はグローバルでとても良いらしく、私にも「株買ったら?」と冗談半分で言ってきました。
その友人は投資や資産運用には全く興味が無く、ストックオプションって何なの?的なリテラシーです。
私は、当時その企業が何してるのかほとんど理解してなかったですが、折角の機会だから乗っかろうと思い、手元現金60万程をその企業の株へ投資しました。
そんな居酒屋トークが始まりです。
あの時、友人と飲んでなかったら、もしかすると今も私は米国株投資をしてなかったかもしれません。
その後、2019年〜2020年は日本株からのアセットアロケーションと米国株中心に積み上げを行い、急速に資産総額を伸ばすことが出来ています。
おわりに
運が良かったとも思っています。
ただ大事なことは、失敗する事もプラスに変えるために、
・やってみる
・すぐ動く
・振り返る
・調べる
このあたりが非常に重要だったのかなと思っている次第です。
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