個人投資家サラリーマンの脱獄記録

労働者という現代の奴隷が脱獄出来るか終身刑になるのかの記録を綴ります。投資先は米国株です。グロース株を主体にVTI等の積立投資も実行している。住宅ローンあり妻子ありの平凡なサラリーマンのブログです。

【2021年7月後半】平凡なサラリーマンの資産運用という脱獄記録

東京オリンピックが始まり、日本人のメダルラッシュが続いていますね。このような時期に開催されたオリンピックで心から歓迎できていない雰囲気もありますが、私パラディソ個人としては折角やるのであればゲストの他国選手、日本の選手、我々一般人みんなにとって素敵なオリンピックになればいいと陰ながら応援しています。


■起きていること

・決算シーズン到来

7月の中旬から四半期決算のシーズンが到来です。


私の保有銘柄は7月後半から発表ラッシュですが、すでに発表された企業は概ね良い決算を出しています。


【一例】
ペプシコ
:売上高 〇、1株当たりの利益 〇
IBM
:売上高 〇、1株当たりの利益 〇
モルガンスタンレー
:売上高 〇、1株当たりの利益 〇
ブラックロック
:売上高 〇、1株当たりの利益 〇
シティグループ
:売上高 〇、1株当たりの利益 〇
デルタ航空
:売上高 〇、1株当たりの利益 〇
TESLA
:売上高 〇、1株当たりの利益 〇/ ガイダンス 〇
APPLE
:売上高 〇、1株当たりの利益 〇/ ガイダンス -
Microsoft
:売上高 〇、1株当たりの利益 〇/ ガイダンス 〇
Facebook
:売上高 〇、1株当たりの利益 〇/ ガイダンス △


しかし、良い決算内容であることは既に株価に織り込まれており、ポジティブサプライズの決算発表を受けての株価への反応は過去平均と比べるとイマイチな感触です。(決算後2日間で約+0.5%平均)


既に市場は景気後退局面を織り込み始めているのと同時にテーパリング開始時期、金利引き上げ時期への懸念が交錯しており、パラディソ個人としてはポジション整理を優先しようかと考えています。



・長期国債利回り低下なのに株価も低下現象

2021年7月現在、いろいろな要素が複合的に絡んでいます。私としてはデルタ株の拡大懸念が大きなファクターと考えていますが、高いインフレ率、雇用の戻りが悪いこと、過去最高値を更新し続け割高感が否めない株価水準、Russel2000指数に代表される小型株の不調などなど、株価暴落や大きな調整局面への不安等、投資家心理悪化もあるかなと思います。



・米国のコロナ不況は史上最短「2カ月間で終了」してた

全米経済研究所は「これまで景気後退期は少なくとも2~3カ月を超える不況を指してきたが、今回は雇用と生産の落ち込みが前代未聞の大きさだったことから、(2カ月間であっても)景気後退期だったと判断できる」と発表しました。


私たちが自宅に閉じ込められたあの2か月が不況で、その後は景気拡大局面だったのかと改めて考えさせられました。


景気サイクルが前代未聞の高速で回ってますけど、我々庶民が今現在好景気局面を感じることはありますか?私は普段の生活ではありません。この2年は株では儲かってます、株式投資をしていなかったら終わってました。


ちなみに、教科書的に言えば、今は金融相場⇒業績相場で景気はゴリゴリに良いと言われている局面です。


・7月28日 FOMC

結論として今回のFOMCを経て株式市場は無風でした。


要点は以下になります。


・テーパリングに向けてペースややり方を議論した
・経済は前進している
・今後も複数の会合で経済の進展を確認していく
・「substantial further progress(著しい進展)」がテーパリング開始の目安
・デルタ株の拡大は雇用の重しとなるリスクがある
・利上げ検討には時期尚早
・インフレが想定より上がる可能性あり




■7月後半に私がしたこと

・保有株式 決算精査


7月27日 $GOOG

2021年 Quarter Ended June 30


売上高;予想$56.03B 結果 $61.88B ◎


EPS ;予想$19.14 結果$27.26 ◎


2021年Quarter Ended sep 30
売上高;予想$58.54B  新ガイダンス$未発表
EPS ;予想$19.93 新ガイダンス$未発表


⇒良い決算です。売上高成長率、EPS成長率、営業利益率ともに強いです。また、500億ドル規模の自社株買いも発表しました。ありがたいです。引き続きホールドです。



7月28日 エムスリー株式会社 (2413)

2021年1Q


売上高;予想444億円 結果 464億円 ◎


経常利益;予想220億円 結果246億円 ◎


⇒国内株式の決算内容の見方がよくわからないのですが、数字だけ見れば良い決算だと思います。前回と引き続きでガイダンスは非開示でした。コア事業である製薬企業向けのマーケティング領域に関しては1-3月対比で減少しており、この部分はピークアウト感あり?しかし海外事業領域は伸びていて、今後も積極的なM&Aを通して成長していくとのこと。特殊要因ありですがYoYで営業利益約2倍という爆裂決算でしたが株価は下がっています。一旦ホールドしておきます。


7月28日 $SHOP

2021年Quarter Ended June 30


売上高;予想$1.04B 結果 $1.119B ◎


EPS ;予想$0.96 結果$2.24 ◎


2021年Quarter Ended sep 30
売上高;予想$1.09B
EPS ;予想$0.65
新ガイダンス:◎
2021年第二四半期までの業績推移を考慮すると、2021年は2020年に比べてペースは下がるものの、引き続き収益が急速に増加すると見込んでいる。通年見通しはマーチャントソリューション、サブスク売上の成長は、2020年には劣るものの、2020年以前のどの年よりも高い数値となる。2021年通年の調整後営業利益は、2020年に達成した水準を上回ると予想している。
⇒良い決算です。ホールドです。



7月29日 $PINS

2021年Quarter Ended June 30


売上高;予想$561.88M 結果 $6.31M ◎


EPS ;予想$0.13 結果$0.25 ◎


グローバルMAU;+9%(参考:前Q+30%) ×


アメリカMAU;‐5% ×


2021年Quarter Ended sep 30
売上高;予想$630.63M 新ガイダンス 前年同期比+40%台で成長
EPS;予想$0.18 新ガイダンス$‐
7月現在、アメリカMAUは-7%で推移
⇒決算数字としてはコンセンサス予想を上回っているものの、今後の成長のカギであるユーザーエンゲージメント(MAU)に黄色信号。総合的に決算ミスだと判断しました。損切り、ポジション整理します。




■8月前半に私がやること

・保有株式 決算精査

後半戦を戦うためのポジション整理と大局観をもって決算精査に集中します。


・ジュニアNISA

先月子供たちの証券口座を開設し、その後ジュニアNISAの申し込みをしましたが未だにジュニアNISAの開設に至っていません。8月には綺麗に整えたいです。


・夏休み

家族と良い時間を過ごしたいと思います。子育て期間は長いようで短いと思っています。あとどのくらい子供たちは遊びに付いて来てくれるだろうか?とか考えてしまいます。まだまだコロナ禍ですが、夏はキャンプに海にと貴重な時間を楽しみたいと思っています。


■まとめ

現在マーケットの状況は非常に不安定だと感じています。中国政府の規制強化による中華銘柄の大暴落や、デルタ株のリスク、テーパーリング開始時期、今がピークで今後の経済成長弱くなる?などなど様々な因子がマーケットに存在しています。今は「個人投資家は強気」「機関投資家は弱気」状態。難しいですね。