個人投資家サラリーマンの脱獄記録

労働者という現代の奴隷が脱獄出来るか終身刑になるのかの記録を綴ります。投資先は米国株です。グロース株を主体にVTI等の積立投資も実行している。住宅ローンあり妻子ありの平凡なサラリーマンのブログです。

将来不安を感じるサラリーマンならまずは覚えたい資産形成に役立つ用語10選

資産形成、特に株式投資に関するブログや書籍を見たり、新聞や経済紙を覗くと、見慣れない用語が多く出て来ます。もう呪文のようで読む気も、理解する気も失せる。


難しくてよくわからない、だけど漠然とした将来不安を抱えている。そんなサラリーマンへ向けて書いていきます。まずはこれだけ覚えれば計画的な資産形成への一歩が踏み出せます。


IDECO(イデコ)

個人型確定拠出年金のことです。


はい、すでによくわからないですね。


要するに、“自分で作る自分の為の年金”です。
60歳以降の年金受取時に国の運営する公的年金とは別に、私的な年金を用意できる制度になります。


結論から言うと、我々サラリーマンは全員やるべき資産形成術の一つです。


なぜかというと、現金を貯金してもお金は増えませんが、idecoを使った運用を行えばお金を増やすことが出来るからです。更に所得税や住民税も安く抑えられるメリット(掛け金は所得控除)があります。


更に投資から得た利益(運用益)にかかる税金はゼロ(非課税)です。


積立金額は月々5,000円~23,000円の範囲で自分で決められます。


基本的に途中で解約・引き出しはできませんが積立を止めることはできます。また、運用商品に関しては定期預金や債権、株式、不動産の各種投資信託が多くあり、どれを選べばいいかわからない人は多いと思います。


私としては20代~40代であれば、全世界株式インデックス1本で基本的には問題ないと思っています。




積立NISA

積立投資を運用益非課税で行う事が出来る制度です。


idecoを満額利用して、さらに余力があればこちらもサラリーマンは全員やるべき資産形成術になります。


idecoと違い、途中解約できますが、資産形成の観点から株価が下がろうが暴落が起きようが途中でやめたらダメです。


また、運用商品に関しては定期預金や債権、株式、不動産の各種投資信託が多くあり、どれを選べばいいかわからない人は多いと思います。


私としては20代~40代であれば、全世界株式インデックス1本で基本的には問題ないと思っています。




指数

市場(マーケット)の状況を把握しやすくする為に、市場全体や特定の銘柄グループの値動きを1つの値にしたものです。




S&P500

アメリカを代表する大型500社の値動きを1つの値にしたもの。上記“指数”の一つです。


この他にも、アメリカを代表する指数としては、以下があります。


ダウ平均:アメリカ企業を代表する30社の値動きを1つの値にしたもの
ナスダック:アメリカ新興市場(NASDAQ)に上場しているすべての会社の値動きを1つの値にしたもの




インデックスファンド

特定の指数と同じ値動きをするように設計された投資信託のこと。


例えば、上記S&P500指数と同じ値動きをするように設計された投資信託があります。


ファンドには、インデックスファンドの他に“アクティブファンド”というものが存在します。アクティブファンドとは指数に勝つことを目的として設計された投資信託です。


しかし、総合的に長期で見た際の勝率はインデックスファンドに劣るという事が今のところ定説です。




インデックス投資

インデックスファンド、言い換えると“指数に連動するよう設計された投資信託を買う”という事。


要するにインデックス投資とは、その市場全体の成長に投資するということです。


特定の個別銘柄の長期的な成長を予測するのは難しいことです。そこで、「どの銘柄の株価が上がるかは分からないけど、長期的に市場そのものは成長するだろう」と考え、マルっと投資できてしまうのが魅力です。


また、その特性上、分散が効いていてリスク軽減が出来ます。


ちなみに、S&P500指数の過去40年の成長の様子は下記です。
(縦軸は$ドル/横軸は期間)


セクター

株式相場や株式市場を分析する際、便宜上区分するグループのことです。


情報技術セクター:ハイテクやITなど
金融セクター:銀行や証券会社など
ヘルスケアセクター:製薬会社や医療機器メーカーなど
一般消費財セクター:小売りやアパレルなど
通信サービスセクター:SNSサービスや広告など
資本財セクター:航空や鉄道会社など
生活必需品セクター:食品や日用品など
公共事業セクター:電力会社やガス会社など
不動産セクター:不動産売買、ハウスメーカーなど
素材セクター:化学素材メーカーや金属素材メーカーなど
エネルギーセクター:石油ビジネスなど


ちなみに、このセクター別にヒートマップで期間別パフォーマンスがタダで見れる便利なサイトがあります。
↓例:https://finviz.com/


グロース/バリュー

株式投資の世界にはバリュー投資やグロース投資などの投資スタイルがあります。


簡単に表現すると、バリュー投資とは、本来の企業価値よりも何かの理由で一時的に割安になっている会社へ投資をするスタイルで、グロース投資とは本来の企業価値と比べて割高だろうと未来の大きな成長性に投資していくスタイルです。


どちらにも強み弱みがあります。


コンセンサス

調査会社のアナリストなどは企業の状況や実態を調査し、現実に即した業績を予想します。これらアナリストや専門家が予想した数値に基づいて算出するのが、コンセンサス(市場予想)です。


株式投資の世界ではこのコンセンサスがとても重要です。


「良い決算」とはこのコンセンサスを上回ることを言い、たとえ昨年対比で200%成長しようが○○億円稼ごうが、このコンセンサスを下回れば「悪い決算」となります。


ボラティリティ

一般的に価格変動の度合いを示す言葉です。


ボラティリティが大きいとは価格変動幅が大きいということを表し、逆にボラティリティが小さいとは価格変動幅が小さいという事を表します。