個人投資家サラリーマンの脱獄記録

労働者という現代の奴隷が脱獄出来るか終身刑になるのかの記録を綴ります。投資先は米国株です。グロース株を主体にVTI等の積立投資も実行している。住宅ローンあり妻子ありの平凡なサラリーマンのブログです。

【2021年6月後半】平凡なサラリーマンの資産運用という脱獄記録

私、パラディソは「平凡なサラリーマンの資産運用という脱獄」を試みるまでは、この記事にも書いているような経済の事、政治の事、難しい言葉も何もかも知りませんでした。”量的緩和”とか高校の政治経済の教科書に出てきた記憶もありますが、今までまったく何が何だか理解不能でした。


脱獄計画を企てたら、思いもよらない副産物として知識を得、それら知識の使い方を株式マーケットを通じて実践の中で学ぶことが出来ています。

▼用語解説▼

・FRB(連邦準備理事会)
⇒日本で言う日銀。アメリカの中央銀行制度の最高意思決定機関


・FOMC(連邦公開市場委員会)
⇒アメリカの金融政策を決定する会合のこと


・テーパリング(量的緩和縮小)
⇒中央銀行が国債を継続的に買う事を縮小する事。これらが実行されると債権利回りが上がる傾向がある


・利上げ
⇒FRBが民間銀行にお金を貸す際の金利を上げる事。こうなると、企業や個人が民間銀行から借りる際の金利も上がる


補足:株式は金利の影響をとても受けます。マーケット全体で考える際は、金利7割・業績3割とも言われています。


■起きていること

6月17日 FOMC(連邦公開市場委員会)結果

要点
①前回比較でテーパリング、利上げ共に検討した方が良いという委員が増えました


②2023年に利上げ前提&2022年末に利上げ早まる?的な空気になった
※前回FOMC時より前倒しされました


③テーパリング開始の議論を始める議論が始まった
※始まりの始まりが、始まった


④インフレは一時的という姿勢はそのままだが、インフレ対策を匂わした


私の印象としては、市場は想定内だったのかな、という内容だったと思います。それにしても今のFRBは市場との対話がとても上手いのだろうなと思います。


FOMC声明を受けて、17日の米国10年債利回りは急騰しました。


株価は一旦下げましたが、NASDAQは取り引き時間後半にかけて戻しています。


また、FRBの主なミッションが雇用の最大化と物価の安定であり、これまでパンデミック克服に伴う急激な経済鈍化からの経済回復のなか、マイノリティの人々(ヒスパニック系やアフリカ系)の雇用が戻らない事、ここを焦点にしていましたが、6月のFOMCでは、一転急激なインフレへの対応へと姿勢を変更しています。


・FOMC後の相場は乱高下

ここは一旦静観するしかないですね。方向性が定まるまでは動かないが吉だと思います。


NYダウ


S&P500指数


アメリカ10年債利回り


・6月23日 米国FRBパウエル議長証言

議会証言は早期利上げ懸念を強めるものではなかった。またパウエル議長はノーマスクで出席し正常化をビジュアルでも体現していた。


結論、無風。株価には良い環境です。


■6月後半に私がしたこと

・娘2人の証券口座を開設

長女(8歳)次女(4歳)ともに今まではそれぞれの名義の口座に児童手当やお祝い、月々の積み立て等、100%現金で保持していました。用途としては学費用資金なので娘たちに渡すまでに時間があります。


まとまった額になってきたので、それぞれ1/4~1/3ほど投資信託の積み立てをしていこうと考えています。


積立予定の商品はシンプルに「楽天・全世界株式インデックス・ファンド 」です。


今回、ジュニアNISAの制度を使わない判断をしました。制度の残存期間が残り少ない点と引き出し制限が掛かってしまう点を考慮しました。
※ちなみに我が家は学資保険なるものはかけていません。



■7月前半に私がやること

・VHT(ヘルスケアETF)の追加購入

相場サイクルの移り変わりの予感を肌で感じる相場環境です。今年~来年で、まさにテーパリング⇒利上げとなりそれにより金融相場が終わりを迎え、業績相場へ移行する過渡期だと思います。また現在は過去に経験のないほどの環境変化がダイナミックでスピード感もありますので、もしかすると業績相場は早々に終わり景気後退局面入りに向けた準備が必要になって来そうな予感がします。私は今からディフェンシブなヘルスケア領域を自分のポートフォリオに仕込んでおこうと思っています。


・7月末からの決算シーズンに備え、保有銘柄のアナリスト予想を精査

決まった手順で決まったことを機械的に準備あるのみ。



■まとめ

経済のこと、マーケットのことについては、私は素人なので、一次情報を取捨選択し、自分でまとめるには不完全です。そこでいつも参考にさせてもらっているのは日経新聞記者の後藤達也さんです。


後藤さん発信する情報がスピーディで素人にも分かりやすくて、個人的におすすめです。


自分で一次情報を収集する⇒解釈してみる⇒後藤さんがまとめてくれた二次情報と照らし合わせてみる⇒参考にしている先人の投資家がやっていらっしゃる情報や情勢からの推測や見通し、考え方をそのまま飲み込んで実践してみる⇒振り返る、これの繰り返しをこの一年でしてきたつもりです。


会社で会社の仕事だけしてても絶対に気付けなかったし、得る事は出来なかったものです。


これからもより良い個人投資家サラリーマンになれるよう鍛錬を続けていきたいと思います。