個人投資家サラリーマンの脱獄記録

労働者という現代の奴隷が脱獄出来るか終身刑になるのかの記録を綴ります。投資先は米国株です。グロース株を主体にVTI等の積立投資も実行している。住宅ローンあり妻子ありの平凡なサラリーマンのブログです。

【学校では教えない】資産を増やしたいならシンプルに考えるべき3つのこと

結論から書きます。


①仕事
②投資
③節約


私のような平凡な庶民が収入を上げながら資産を増やすことを考えた場合、これらが主なドライバーになります。


そして“収入を上げ、資産を増やす”を最大化するならば、これら3つすべて同時に動かすことが理想です。


しかし、それぞれの個人的な事情もあるので皆が皆、上記3つ同時にすべて動かすことは至難だと思っています。そこでそれぞれの特性を踏まえ、現実的な動かし方を考えてみます。


なお、あくまで“収入の問題”にフォーカスしているので人間関係や生きがい・やりがいのような情緒的な問題は一旦考えません。


■仕事・投資・節約の特性

①仕事

多くの平凡な人間は何かしらの仕事をしないことには収入を得ることは難しいと思います。多分に漏れず私もその平凡な人間の一人です。


サラリーマンとしてサラリーを得たり、自営業者として事業を営んだり、また会社の代表として事業を営んだり、アルバイトをしたりと何らかの仕事をすることになります。


収入を上げるという点に絞れば、それぞれ立場が違えど“何かを変える”必要があるかと思います。


例えば、サラリーマンの場合はもっと働き残業代を稼ぐことも、自己研磨し成果を出して昇給昇進することも、転職をすることもそうです。2021年現在だと副業をするなども選択肢の一つだと思います。


自営業者(フリーランス)の場合はどうでしょうか。
自営業者(フリーランス)の場合、基本的には自ら稼働することを前提として、サラリーマン同様、今よりもっと稼働することや事業自体を変えることが選択肢かもしれません。


これら以外にも何かあるかもしれませんが、それらは前提として行動やフィールドなど何かを“変える”ということに他なりません。



②投資

こちらは資産を増やすということを真剣に考えた際には必ずと言っていいほど取り入れなくてはならないものです。株式投資、不動産投資、太陽光発電投資等々、こちらも多くの手段があります。


なぜ、平凡な庶民は収入を上げ、資産を増やしていく上で投資を必ず取り入れないとならないのかというと、フランスの経済学者であるトマ・ピケティさんが提唱した不等式r>gがその本質を説明しています。


「r」は資本収益率を示し、「g」は経済成長率を示しています。


要は、資産 (資本) によって得られる富、つまり資産運用により得られる富は、労働によって得られる富よりも成長が早いということに他なりません。



③節約

節約それ自体は、“収入を上げる”という部分に直接リンクはしていませんが、節約を通して、投資に回せる資本を大きくし、投資に勢いをつけることが可能になります。


株式投資の世界ではそれを“入金力”と呼んだりしています。


他の①・②に比べ、多くの人がすぐに手を付けられることも特徴です。


しかし、青天井に節約は出来ないので節約だけで生み出せる資本の種には限界があります。



■どこから動かすのか

理想を言えば、すべて同時に動かすことです。


例えばサラリーマンの場合、①転職により年収を上げ、②投資を開始し、③節約により入金力を上げ②に勢いをつける、これにより、収入を増やすパワーもスピードも上げることができます。


しかし、これらすべてのドライバーを今すぐ同時に動かすことが難しい人が大半だと思います。


特に生活の基盤になっている可能性の高い仕事を変えること、仕事のアウトプットを増やすこと、パフォーマンスを向上させることは難易度が高いと思います。


そこで、より多くの人がすぐに実践可能なものとして、②投資をする③節約する、の2つを同時に動かしてみることをオススメします。


相対的に難易度は低く、多くの人がすぐに実践可能です。



■具体的になにをどうする

②投資をする
③節約をする


こちらの中身を具体的にどうするのか?ということに触れていきます。


私が考えるベストプラクティスはiDeCoと積立NISAの制度をフル活用し、十分に分散の効いた、手数料の安い株式のインデックスファンドに投資をすることとなります。


王道としては「全世界株式インデックスファンド」や「全米株式インデックスファンド」です。


そして、iDeCoと積立NISAを制度の限界まで使い倒すには毎月約56,000円必要になりますので、月額56,000円分を現状の支出の見直し(いわゆる節約)で捻出してください。


個人的には固定費の見直しがおススメです。


固定費の見直しは一度セットすればその後のオペレーションコストが掛らず手間も省けて楽だからです。


住居費、水道光熱費、インターネット回線、自動車、駐車場、保険、携帯電話代など、このあたりのテコ入れを検討してみてください。


また、iDeCoと積立NISAに関しては節税効果も大きいです。特にiDeCoに関しては、掛け金すべてが所得控除になりますので、サラリーマンの場合だと年末調整での還付金が増えます。
※私パラディソの場合、毎年10万弱戻ってきます(還付額は人に寄ります)


ですので、どうしても月56,000円の捻出が難しい、という方はiDeCoの月の掛け金限界値である23,000円を頑張って捻出して、iDeCoから始めてみてください。


そして、年末調整時に税金還付を受けて、その還付された金額をすべてNISAに突っ込んでください。


このように還付金も投資に回しましょう。節約・節税⇒投資へのサイクルを作りやすくなります。


■ここからは自分次第

本業であるシゴトには一切手を加えず、これら②投資をする③節約するで10年後、20年後、30年後、どれほどの資産増を実現できるのか?については自分で調べてみてください。


この”自分で調べる”という行為にはとても大きなパワーがあります。


昔、私が実際にある人から言われた言葉を最後に紹介して終わりとします。



「そうやって聞けばなんでも教えてくれると思ってるからいつまでたっても何もできないんだよ。そうやって騙されながら生きていけばいい」