個人投資家サラリーマンの脱獄記録

労働者という現代の奴隷が脱獄出来るか終身刑になるのかの記録を綴ります。投資先は米国株です。グロース株を主体にVTI等の積立投資も実行している。住宅ローンあり妻子ありの平凡なサラリーマンのブログです。

人生のバランス感覚を保つための妄想

35歳になり、健康寿命を考えると人生もそろそろ折り返し地点だと考えています。そこで、現状の自分自身や自分の人生を俯瞰して眺めて、今後の優先順位付けや投下リソース量を決める材料に出来ればと思いました。


■組織図的な分類

この妄想は自分を社長とする会社運営に例えるものです。そしてこの”自分カンパニー”の目的は利益や事業価値ではなく“幸せの最大化”になります。


まず会社組織らしく直接部門/間接部門やプロフィット部門/コスト部門のような大まかな部門として切り分けを行いました。


そしてこの2つの中を更に課で区切っていきます。


・サラリーマン課
・インベストメント課
・ファミリー課
・フレンド課
・ハピネス課


今のところ、私を取り巻く環境はこのような形です。



■生活部門

・ファミリー課

主として家族、家庭生活を指し、生活部門に分類しました。


妻や子供たち、親、兄弟など近い親等の大切な家族をイメージしています。


私は家族との関係や家庭生活は何よりも大事にしたいと思っています。


極端に考えると、何もなくてもココさえあれば幸せになれると思っていますので、自分の時間を可能な限り投下したいですし、優先順位は最上位に位置付けています。


・フレンド課

友人や知人、またそれに近い人たちとの関係をこの課として括りました。


フレンド課にはこの後出てくるサラリーマン課と明確に区分するために、同僚や上司、メンバー、取引先関係者などは含めておらず、あくまでプライベートな関係としています。非常に稀ですが、仕事で出会った後輩や先輩がココの課に入るような関係になっています。


友人関係もまた自分の人生を豊かにしてくれる大切な要素だと思っています。歳を重ねるとともに、新たな友人は出来にくくなったと思っていますし、自然と関係が疎遠になった人たちも多くいますが、10年、20年経っても関係を続けられる大切な人たちがいます。


ずっと大切にしたいです。


・ハピネス課
ここは趣味や好きな事、金稼ぎとは直結しない私的な活動を課として括りました。日常に彩やワクワクを添えてくれるような華やかな課ですね。


私は20代前半でバックパッカーのような放浪をしていました。


モロッコからサハラ砂漠に向かう途中、偶然日本人の女性2人と知り合い、その人たちの友人が今の妻になります。あの時、モロッコに行かなかったら、もし1本バスを乗り過ごしていたら、いまの妻と出会えていないかもしれないと思うと、人生の奥深さを感じられずにはいられません。



■収益部門

・サラリーマン課

今現在、私のもっとも大きな収益源になります。所属している会社に関する活動をここで括りました。


課題は明確で、この課に収益の多くを依存してしまっていることです。


この課が何らかの理由で崩れると、生活部門への影響が大きいです。


この課の収益規模を落とさず、可能な限り上げながら、収益シェアを落とさなければなりません。


・インベストメント課

収益部門の現状課題を打破すべく、3年前に新設された課になります。


主には米国株式を主体に収益増を行う課です。


将来的には収益部門の花形部署に成長させたいです。



まとめ

途中から、何を表現したかったのか分からなくなってきたのですが、じっくり考えてみると、案外自分の人生において大切なものは少ないんだなという印象です。


サラリーマンをやっていると、どうしても仕事に多くの時間を使い、仕事のことで悩み、バランスを欠いてしまうことがあります。


会社や仕事なんて人生の一部に過ぎず、全てではない。


これを伝えたかったのだと思います。


またサラリーマンは収益源を会社に依存してしまっていることが多いと思うので、こうして”自分カンパニー”の妄想をし、客観的に眺めてみることで、収益依存課題を定期的に再認識しながら、バランス感覚を保ちたいと思います。

【2021年7月後半】平凡なサラリーマンの資産運用という脱獄記録

東京オリンピックが始まり、日本人のメダルラッシュが続いていますね。このような時期に開催されたオリンピックで心から歓迎できていない雰囲気もありますが、私パラディソ個人としては折角やるのであればゲストの他国選手、日本の選手、我々一般人みんなにとって素敵なオリンピックになればいいと陰ながら応援しています。


■起きていること

・決算シーズン到来

7月の中旬から四半期決算のシーズンが到来です。


私の保有銘柄は7月後半から発表ラッシュですが、すでに発表された企業は概ね良い決算を出しています。


【一例】
ペプシコ
:売上高 〇、1株当たりの利益 〇
IBM
:売上高 〇、1株当たりの利益 〇
モルガンスタンレー
:売上高 〇、1株当たりの利益 〇
ブラックロック
:売上高 〇、1株当たりの利益 〇
シティグループ
:売上高 〇、1株当たりの利益 〇
デルタ航空
:売上高 〇、1株当たりの利益 〇
TESLA
:売上高 〇、1株当たりの利益 〇/ ガイダンス 〇
APPLE
:売上高 〇、1株当たりの利益 〇/ ガイダンス -
Microsoft
:売上高 〇、1株当たりの利益 〇/ ガイダンス 〇
Facebook
:売上高 〇、1株当たりの利益 〇/ ガイダンス △


しかし、良い決算内容であることは既に株価に織り込まれており、ポジティブサプライズの決算発表を受けての株価への反応は過去平均と比べるとイマイチな感触です。(決算後2日間で約+0.5%平均)


既に市場は景気後退局面を織り込み始めているのと同時にテーパリング開始時期、金利引き上げ時期への懸念が交錯しており、パラディソ個人としてはポジション整理を優先しようかと考えています。



・長期国債利回り低下なのに株価も低下現象

2021年7月現在、いろいろな要素が複合的に絡んでいます。私としてはデルタ株の拡大懸念が大きなファクターと考えていますが、高いインフレ率、雇用の戻りが悪いこと、過去最高値を更新し続け割高感が否めない株価水準、Russel2000指数に代表される小型株の不調などなど、株価暴落や大きな調整局面への不安等、投資家心理悪化もあるかなと思います。



・米国のコロナ不況は史上最短「2カ月間で終了」してた

全米経済研究所は「これまで景気後退期は少なくとも2~3カ月を超える不況を指してきたが、今回は雇用と生産の落ち込みが前代未聞の大きさだったことから、(2カ月間であっても)景気後退期だったと判断できる」と発表しました。


私たちが自宅に閉じ込められたあの2か月が不況で、その後は景気拡大局面だったのかと改めて考えさせられました。


景気サイクルが前代未聞の高速で回ってますけど、我々庶民が今現在好景気局面を感じることはありますか?私は普段の生活ではありません。この2年は株では儲かってます、株式投資をしていなかったら終わってました。


ちなみに、教科書的に言えば、今は金融相場⇒業績相場で景気はゴリゴリに良いと言われている局面です。


・7月28日 FOMC

結論として今回のFOMCを経て株式市場は無風でした。


要点は以下になります。


・テーパリングに向けてペースややり方を議論した
・経済は前進している
・今後も複数の会合で経済の進展を確認していく
・「substantial further progress(著しい進展)」がテーパリング開始の目安
・デルタ株の拡大は雇用の重しとなるリスクがある
・利上げ検討には時期尚早
・インフレが想定より上がる可能性あり




■7月後半に私がしたこと

・保有株式 決算精査


7月27日 $GOOG

2021年 Quarter Ended June 30


売上高;予想$56.03B 結果 $61.88B ◎


EPS ;予想$19.14 結果$27.26 ◎


2021年Quarter Ended sep 30
売上高;予想$58.54B  新ガイダンス$未発表
EPS ;予想$19.93 新ガイダンス$未発表


⇒良い決算です。売上高成長率、EPS成長率、営業利益率ともに強いです。また、500億ドル規模の自社株買いも発表しました。ありがたいです。引き続きホールドです。



7月28日 エムスリー株式会社 (2413)

2021年1Q


売上高;予想444億円 結果 464億円 ◎


経常利益;予想220億円 結果246億円 ◎


⇒国内株式の決算内容の見方がよくわからないのですが、数字だけ見れば良い決算だと思います。前回と引き続きでガイダンスは非開示でした。コア事業である製薬企業向けのマーケティング領域に関しては1-3月対比で減少しており、この部分はピークアウト感あり?しかし海外事業領域は伸びていて、今後も積極的なM&Aを通して成長していくとのこと。特殊要因ありですがYoYで営業利益約2倍という爆裂決算でしたが株価は下がっています。一旦ホールドしておきます。


7月28日 $SHOP

2021年Quarter Ended June 30


売上高;予想$1.04B 結果 $1.119B ◎


EPS ;予想$0.96 結果$2.24 ◎


2021年Quarter Ended sep 30
売上高;予想$1.09B
EPS ;予想$0.65
新ガイダンス:◎
2021年第二四半期までの業績推移を考慮すると、2021年は2020年に比べてペースは下がるものの、引き続き収益が急速に増加すると見込んでいる。通年見通しはマーチャントソリューション、サブスク売上の成長は、2020年には劣るものの、2020年以前のどの年よりも高い数値となる。2021年通年の調整後営業利益は、2020年に達成した水準を上回ると予想している。
⇒良い決算です。ホールドです。



7月29日 $PINS

2021年Quarter Ended June 30


売上高;予想$561.88M 結果 $6.31M ◎


EPS ;予想$0.13 結果$0.25 ◎


グローバルMAU;+9%(参考:前Q+30%) ×


アメリカMAU;‐5% ×


2021年Quarter Ended sep 30
売上高;予想$630.63M 新ガイダンス 前年同期比+40%台で成長
EPS;予想$0.18 新ガイダンス$‐
7月現在、アメリカMAUは-7%で推移
⇒決算数字としてはコンセンサス予想を上回っているものの、今後の成長のカギであるユーザーエンゲージメント(MAU)に黄色信号。総合的に決算ミスだと判断しました。損切り、ポジション整理します。




■8月前半に私がやること

・保有株式 決算精査

後半戦を戦うためのポジション整理と大局観をもって決算精査に集中します。


・ジュニアNISA

先月子供たちの証券口座を開設し、その後ジュニアNISAの申し込みをしましたが未だにジュニアNISAの開設に至っていません。8月には綺麗に整えたいです。


・夏休み

家族と良い時間を過ごしたいと思います。子育て期間は長いようで短いと思っています。あとどのくらい子供たちは遊びに付いて来てくれるだろうか?とか考えてしまいます。まだまだコロナ禍ですが、夏はキャンプに海にと貴重な時間を楽しみたいと思っています。


■まとめ

現在マーケットの状況は非常に不安定だと感じています。中国政府の規制強化による中華銘柄の大暴落や、デルタ株のリスク、テーパーリング開始時期、今がピークで今後の経済成長弱くなる?などなど様々な因子がマーケットに存在しています。今は「個人投資家は強気」「機関投資家は弱気」状態。難しいですね。

【学校では教えない】資産を増やしたいならシンプルに考えるべき3つのこと

結論から書きます。


①仕事
②投資
③節約


私のような平凡な庶民が収入を上げながら資産を増やすことを考えた場合、これらが主なドライバーになります。


そして“収入を上げ、資産を増やす”を最大化するならば、これら3つすべて同時に動かすことが理想です。


しかし、それぞれの個人的な事情もあるので皆が皆、上記3つ同時にすべて動かすことは至難だと思っています。そこでそれぞれの特性を踏まえ、現実的な動かし方を考えてみます。


なお、あくまで“収入の問題”にフォーカスしているので人間関係や生きがい・やりがいのような情緒的な問題は一旦考えません。


■仕事・投資・節約の特性

①仕事

多くの平凡な人間は何かしらの仕事をしないことには収入を得ることは難しいと思います。多分に漏れず私もその平凡な人間の一人です。


サラリーマンとしてサラリーを得たり、自営業者として事業を営んだり、また会社の代表として事業を営んだり、アルバイトをしたりと何らかの仕事をすることになります。


収入を上げるという点に絞れば、それぞれ立場が違えど“何かを変える”必要があるかと思います。


例えば、サラリーマンの場合はもっと働き残業代を稼ぐことも、自己研磨し成果を出して昇給昇進することも、転職をすることもそうです。2021年現在だと副業をするなども選択肢の一つだと思います。


自営業者(フリーランス)の場合はどうでしょうか。
自営業者(フリーランス)の場合、基本的には自ら稼働することを前提として、サラリーマン同様、今よりもっと稼働することや事業自体を変えることが選択肢かもしれません。


これら以外にも何かあるかもしれませんが、それらは前提として行動やフィールドなど何かを“変える”ということに他なりません。



②投資

こちらは資産を増やすということを真剣に考えた際には必ずと言っていいほど取り入れなくてはならないものです。株式投資、不動産投資、太陽光発電投資等々、こちらも多くの手段があります。


なぜ、平凡な庶民は収入を上げ、資産を増やしていく上で投資を必ず取り入れないとならないのかというと、フランスの経済学者であるトマ・ピケティさんが提唱した不等式r>gがその本質を説明しています。


「r」は資本収益率を示し、「g」は経済成長率を示しています。


要は、資産 (資本) によって得られる富、つまり資産運用により得られる富は、労働によって得られる富よりも成長が早いということに他なりません。



③節約

節約それ自体は、“収入を上げる”という部分に直接リンクはしていませんが、節約を通して、投資に回せる資本を大きくし、投資に勢いをつけることが可能になります。


株式投資の世界ではそれを“入金力”と呼んだりしています。


他の①・②に比べ、多くの人がすぐに手を付けられることも特徴です。


しかし、青天井に節約は出来ないので節約だけで生み出せる資本の種には限界があります。



■どこから動かすのか

理想を言えば、すべて同時に動かすことです。


例えばサラリーマンの場合、①転職により年収を上げ、②投資を開始し、③節約により入金力を上げ②に勢いをつける、これにより、収入を増やすパワーもスピードも上げることができます。


しかし、これらすべてのドライバーを今すぐ同時に動かすことが難しい人が大半だと思います。


特に生活の基盤になっている可能性の高い仕事を変えること、仕事のアウトプットを増やすこと、パフォーマンスを向上させることは難易度が高いと思います。


そこで、より多くの人がすぐに実践可能なものとして、②投資をする③節約する、の2つを同時に動かしてみることをオススメします。


相対的に難易度は低く、多くの人がすぐに実践可能です。



■具体的になにをどうする

②投資をする
③節約をする


こちらの中身を具体的にどうするのか?ということに触れていきます。


私が考えるベストプラクティスはiDeCoと積立NISAの制度をフル活用し、十分に分散の効いた、手数料の安い株式のインデックスファンドに投資をすることとなります。


王道としては「全世界株式インデックスファンド」や「全米株式インデックスファンド」です。


そして、iDeCoと積立NISAを制度の限界まで使い倒すには毎月約56,000円必要になりますので、月額56,000円分を現状の支出の見直し(いわゆる節約)で捻出してください。


個人的には固定費の見直しがおススメです。


固定費の見直しは一度セットすればその後のオペレーションコストが掛らず手間も省けて楽だからです。


住居費、水道光熱費、インターネット回線、自動車、駐車場、保険、携帯電話代など、このあたりのテコ入れを検討してみてください。


また、iDeCoと積立NISAに関しては節税効果も大きいです。特にiDeCoに関しては、掛け金すべてが所得控除になりますので、サラリーマンの場合だと年末調整での還付金が増えます。
※私パラディソの場合、毎年10万弱戻ってきます(還付額は人に寄ります)


ですので、どうしても月56,000円の捻出が難しい、という方はiDeCoの月の掛け金限界値である23,000円を頑張って捻出して、iDeCoから始めてみてください。


そして、年末調整時に税金還付を受けて、その還付された金額をすべてNISAに突っ込んでください。


このように還付金も投資に回しましょう。節約・節税⇒投資へのサイクルを作りやすくなります。


■ここからは自分次第

本業であるシゴトには一切手を加えず、これら②投資をする③節約するで10年後、20年後、30年後、どれほどの資産増を実現できるのか?については自分で調べてみてください。


この”自分で調べる”という行為にはとても大きなパワーがあります。


昔、私が実際にある人から言われた言葉を最後に紹介して終わりとします。



「そうやって聞けばなんでも教えてくれると思ってるからいつまでたっても何もできないんだよ。そうやって騙されながら生きていけばいい」