個人投資家サラリーマンの脱獄記録

労働者という現代の奴隷が脱獄出来るか終身刑になるのかの記録を綴ります。投資先は米国株です。グロース株を主体にVTI等の積立投資も実行している。住宅ローンあり妻子ありの平凡なサラリーマンのブログです。

B29戦闘機を竹やりで落とす訓練は今この現代でも続いている

第二次世界大戦時の日本では、ニューヨークにエンパイアステートビルが建っているアメリカとの闘いに勝つべく、婦人に竹やりを持たせて、B29戦闘機を落とすという訳の分からない訓練をしていました。


私はその時代を生きてはいませんが、当時、その力の差は下の写真を見れば歴然だったと思います。


↑ 1931年のマンハッタン


↑ 1930年の東京


戦争の悲惨を語ることは割愛しますが、Top(国の)決定に従い、無謀な戦いを強いられ、最後は原子爆弾まで投下されて、多くの国民が命を落としました。


当時、「いや、これで(竹やりで)B29落とすとか、バカですか?」と言えた人がどれほどいたのでしょうか。


そして今、当時の状況と変わらない状態が、形を変えて我々平凡なサラリーマンが生きる社会に出来上がっています。


現代は戦時中ではありません。しかし、自分自身で本気で考え、本気で対策を練らなければ、あの頃のように立場の弱い人から不幸になって行きます。


そういう事を考察していこうと思います。


打倒GAFAという号令

いや、いいんですよ。


大前提として、日本の企業が野心的な目標を掲げ成長をしていくことは社会的にも、そこで働く従業員にも基本的にはプラスだと思います。


業種業界にもよると思いますが、みなさんはみなさんの働く会社で「GAFAに並ぶ~」「GAFAの影響を受けない~」「GAFAは~」などなど、こんなメッセージを受け取っていませんか?


私パラディソはたまに聞きます。


その度に、「それを実現する企画がこれかぁw」と思う事が多い感じですね。もう仕様も何もかも固まってて突然降ってくるのです。


壮大な世界観と独自の価値観が混ざった企画は、私の様な平凡なサラリーマンの脳ミソでは「まぁ会社の意思決定とはこんな感じよね」と思わずにはいられませんが、「で、これ、顧客(ユーザー)は誰です?」という部分からは「それを考えるのはお前だ」というようにだいたい丸投げな状態は、多かれ少なかれどこでもあることなのかもしれません。


GAFA+Mってもうインフラ

海の向こうには、この30年で主役の顔ぶれがガラッと変わり、成長を続けながら、どこよりも早く世界的なパンデミックを克服しようとしている強国があります。


ちなみに、この30年での世界時価総額ランキングの変化は以下の通りです。


参照 https://diamond.jp/articles/-/177641?page=2


まわりを見渡せば、みんなiPhoneつかって、アマゾンで買い物して、検索して情報取って、承認欲求のままにインスタ映えした投稿をする様よ。


こんな時に、思い出すのです。


「竹やりでB29落とす話、あったなぁ」と。


これを構造的に上手くまとめられている記事がありました。

高高度を飛行するB29を竹槍で落とすポーズは、全滅するまで戦争を継続するという前提から国民を逃がさないための、虚構の一つだったと考えられます。もし現実だけを見たら、100%敗戦が予測でき、日本国民は意欲を完全に失います。しかし、間違った目標に対して意欲を失うことは、本来正しいことでしょう。間違いを訂正させないため、物理的な問題を心情的な問題にすり替えて、計測不能にする。この詐術は現代の日本社会でも、頻繁に見られる大衆誘導の手法です。ゆがんだ物の見方をムラに強制して、水を差されることへの防御をしているのです。戦争継続の空気に拘束されて、日本人はまったく勝ち目のない悲惨な戦争をだらだらと続けました。膨大な犠牲を払い、長崎・広島で原子爆弾が45万人の命を一瞬で奪うまで、誰も「敗戦受諾と停戦」を実現できなかったのです。

出典 ダイヤモンド https://diamond.jp/articles/-/189929?page=4

これからどうしようかと考えた

少々(いや、場合によってはかなり)無理難題な事でも、はじめからチャレンジもせず、文句ばっかり言っていてはダメだと考えています。


サラリーマンの鑑の様な自分自身の発言にビックリです。


しかし、もっとダメなのは、すべてを抱え込んでしまい、考え込み、心身ともに不健康になってしまってはダメですね。場合によっては逃げてもいいんですよ。ファシズムの中にあっても、イグジットオプションを持っているのがサラリーマンの特権です。


また、変な責任だけ被せられてしまうような愚鈍な事ではダメです。


中途半端に偉い人は、自分の立場を守るためには何でもする人も多いので、細心の注意を払ってそうならないようにします。




私的な準備が必要

結論としては生活基盤の依存先を分散させることが必要かなと思っています。


家族がいたり、守るべき大切な人生が会社や国のような自分の行動や努力ではどうしようもない外部の都合で壊れてしまわないように、依存先を分散するとダウンサイドリスクが低減します。これは投資の世界でも言われることで、「卵はひとつの籠に盛るな」と資産ポートフォリオの重要性を説いています。


例えば、収入源の分散を考えると、会社からのお給料の他に、副業をする、副収入を作る、投資をする等、現在は色々な方法がありますので、その内容ではなく、自分の出来る事からすぐに始めること、準備をする事が重要だと思っています。


【2021年6月前半】平凡なサラリーマンの資産運用という脱獄記録

どうやら、アメリカの研究で人生で最も充実していると感じる年齢は36歳だったという結果があるという記事をみました。無敵の20代なのかな、または幼少期なのかなと思っていたので意外でした。私はもうすぐ35歳なのでこの研究でいう最盛期に片足を突っ込んでいます。最盛期だ、と言えるようしっかり生きねばと思いました。


■今起きていること

・FRBが社債及び社債ETFの売却へ

アメリカ連邦準備理事会(日本で言う日銀)が去年のパンデミックで急激に悪化した企業の資金調達環境を改善する為に大量の社債や社債ETFを買い入れました。それを年末までにすべて市場へ売却するとパウエル議長が表明しました。「金融政策とは無関係」と言っていますが株式市場的には要注意です。それにしても、アメリカは着々と経済回復、パンデミック克服をしています。


・ミーム銘柄暴騰再び

アメリカの掲示板reddit(日本で言えば2ちゃんねる)に集まった個人投資家が結託して特定の低位株の株価を上げる様に動いています。6月2日には1日で90%以上の高騰を見せる場面もありました。これ系には手を出してはいけません。死人が出ます。



・6/4 米雇用統計発表


非農業部門雇用者数が前月比55.9万人増加しました。市場予測が65万人で前回が26.6万人でした。6月3日に発表のあった5月ADP雇用統計(前月比)が市場予測を大幅に上回り10年債利回りが急騰しましたが、この発表を受けて10年債利回りが落ち着きました。


・6/10 米国消費者物価指数発表


米労働省労働統計局が毎月発表する統計で、消費者が購入するモノやサービスなどの物価の動きを把握するための統計指標です。また、国民の生活水準を示す指標のひとつとも言えます。米国のインフレ率を分析するための最重要指標です。


★予想:0.4%  結果:0.7%(前回:0.9%)


市場予想を上回りましたが、マーケットは物価上昇は一時的とのFRB姿勢を考慮しているのか、米国10年債利回りも低位で安定。グロース銘柄が上がっています。



・6月前半のセクター別パフォーマンス


⇒景気敏感セクター弱い、ヘルスケア弱い、エネルギー強い


⇒ハイテク強い、金融弱い、工業・素材弱い



2021年年初から強かったオールドエコノミー、バリューからハイテクやグロースに資金が戻ってきている印象です。しかし6月前半通して出来高が依然として少ない状況。機関投資家は様子見ムードで個人投資家が暴れています。


・アメリカ10年債利回り低位安定


6月頭からグッと下げているようです。


■6月前半に私がしたこと


・決算の精査

■$CRWD 決算

【2022年1Q】
売上高;予想$292M 結果 $303M 〇
EPS ;予想$0.06 結果$0.10 〇


【2022年2Q】
売上高;予想$312M 新ガイダンス$318~324M 〇
EPS ;予想$0.06 新ガイダンス$0.07~$0.09 〇


今回もキッチリ良い決算を出してくれました。
昨今サイバー攻撃絡みのニュースが世界を賑わせています。
今後の成長にも期待してホールド。


■$DOCU 決算

【2022年1Q】
売上高;予想$438M 結果 $469M 〇
EPS ;予想$0.28 結果$0.44 〇


【2022年2Q】
売上高;予想$475M 新ガイダンス$479~485M 〇
FY22上方修正
売上高: 予想$1.98B 新ガイダンス$2.027B~2.039B(+40%)


今回も決算良い。ホールドです。


・Ideco&積立NISA&投信積立

こちらはもはや毎月全自動です。
eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
楽天・全米株式インデックス・ファンド


・VHT購入

2021年に入り毎月積み立てています。米国個別株口座内のシェアがVTI(全米株式ETF)とVHT(ヘルスケアETF)併せてポートフォリオ比率30%以上(VTI3:VHT1位の割合で)になるまで機械的に積み立てです。現在は15%前後です。


・マルケタ(ティッカーシンボル:MQ)を購入

6月9日IPOのマルケタをIPO初日で打診買い。マルケタはクレジットカード発行プラットフォームを運営しています。購入した理由は下記です。


①参入障壁の高いビジネスであること
②売り上げが順調に伸びていること


上記シナリオが崩れるか今後決算ミスの場合は即手放す予定です。




■6月後半に私がやること

・6月17日FOMCに注目
・(今更ながら)子供達名義の証券口座を開設予定



■まとめ

5月あたりから明確に機関投資家の売買が少なくなりマーケット全体の出来高が小さい状況が続いています。6月17日のFOMCでテーパリングの情報が出てくるのか、または多くの予想通り8月のジャクソンホールでテーパリング言及なのか、どちらにせよ様子見ムードが続いています。


ひとつ気になる記事があってウォール・ストリート・ジャーナルがテーパリング絡みの記事を出しました。

FRBはウォール・ストリート・ジャーナルを通してマーケット関係者にメッセージを伝えると言われています。次のFOMCでパウエルさんからテーパリング言及があるかもしれません。そうなると、株式市場は荒れ模様を予想します。


「テーパリング」と「利上げ」。これらに影響を及ぼすインフレやアメリカの雇用状況に注目が集まっています。


こんな時、私は静観していようと思います。投資下手なので。

義務教育課程は無知で従順な労働者を養成するカリキュラムである

この記事では自分自身の経験も併せて、義務教育カリキュラムの仕組と何も考えないでそれらに乗っかると、どのようなリスクがあるのかを私なりにまとめてみました。


あくまで個人的な見解がふんだんに盛り込まれていますので、不快にさせてしまったらすいません。


はじめに

「女王の教室」というドラマがありました。フィクションなので過激な演出であることは前提ですが、作中の以下のセリフにとても納得感があります。


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日本という国は、そういう特権階級の人たちが楽しく幸せに暮らせるように、あなたたち凡人が安い給料で働き、高い税金を払うことで成り立っているんです。


そういう特権階級の人たちが、あなたたちに何を望んでるか知ってる?


今のままずーっと愚かでいてくれればいいの。


世の中の仕組みや不公平なんかに気づかず、テレビや漫画でもぼーっと見て何も考えず、会社に入ったら上司の言うことをおとなしく聞いて、戦争が始まったら、真っ先に危険なところへ行って戦ってくればいいの。
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まさにですね、過激だけど真理だなと思うわけです。


多くの人が特権階級になれるわけでもなく、誰もが経済的に成功出来るような世の中ではないという事実と向き合いながら、それでも自己防衛をしていかないと、ずっと搾取され続ける人生になってしまうと思っています。


もはや搾取されていることに気付かない人も多いので、それはそれで幸せかもしれません。


しかし、私は違和感を感じてしまったので、見て見ぬ振りがもうできません。どこで違和感を感じたのかが以下になります。


①チャイム

決められた時間に皆が同じように動くこと。一見普通の事のようですが、凄く個人的に気持ちが悪いです。


刑務所でも同じようにチャイムがなります。また昨今だいぶIT化、機械化が進みましたが、工場などの製造業ではいまだにチャイムやベルがなります。


スケジュール管理やタイムマネジメントは確かに大切かもしれませんが、特権階級社会や経済的強者の方々の世界にはチャイムはありません。


②言う事を聞くと通知表は良くなる

特に初等教育課程によくみられる現象です。例えば算数や数学のとある問題を解く際に、教わった通り、教科書通りの解き方以外のプロセスで正解を導き出しても、×を貰うケースがあります。


その他にもこれらの例はインターネット上に多く取り上げられていますが、初等教育課程ではこのような評価システムが幅を効かせています。


言われたことを素直に聞き、言われた通りにこなす事。以上のことも以下のこともしてはいけません。なにも疑問に思わず「ルールだから」という思考停止が一番良いこと。大人の世界にもありますね。


これこそが評価されるんだ、という刷り込みが幼少期からなされます。


③刃向かうと評価が落ちる

これは完全に自分自身の経験からでしたが、高校生の時に、人間的な相性があまりよくなく、関係が良くない先生がいました。


しかし、私はその教科自体は得意でした。授業中は寝ていたり、そもそも教室に行かないという事もあったと思います。子供ながらに反抗していました。
※自慢できる話ではないですが。。。


ただ、テストの点数では大体学年で1番になります。テスト前に少し勉強すると、とても楽しくてこの教科だけはスルッと頭に入るのです。


が、しかし、通知表では3が付きます。5段階評価の真ん中です。


もちろん、テストの点数だけでなく、生活態度や提出物コンプリートも評価の一部なのだから仕方ないのですが、そうゆう事を身をもって体験させる場になっているんだと思いますね。


その点、大学生活はとても快適でした。ほぼ学校に行かなくとも、Sの成績を付けてくれます。


④ルールは守るものと教えられる

“ルールを守る”、これは社会生活を送る上でとても大事な事ですが、基本的にはこれのみインストールさせられます。特権階級の人達は“ルールを作り”ます。賢い人たちは“ルールを利用”します。


ルールを作る側になることは誰もが出来る訳ではないですが、ルールを正しく理解し、利用することは多くの人に出来る事です。


しかし、“ルールを利用する”というフレーズは絶対に出て来ません。


自分の子供たちにはルールとは利用するもの(ないしは作るモノ)だ、と私は教えていきたいと思います。




⑤税金の仕組みを教えず庶民へ金融教育をしない

極めつけはこちらです。


税金や税制のことを細かく教えることは絶対にありません。そして、現行の税制は意図的にかなり複雑になっています。国税庁のサイトを見れば分かりますが税制や各種税金の計算ロジックについて普通の人に理解できる仕様になっていません。

またサラリーマン(労働者)の方なら多くがそのシステム下にある“特別徴収”。


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特別徴収(とくべつちょうしゅう)とは、地方税や社会保険料を本来の納税義務者である個人から直接徴収し納付させるのではなく、当該納税義務者が得る給与や公的年金を支払う事業者(特別徴収義務者)が税金等を代わって預かり(天引き)、その徴収すべき税金等を納入させることをいう
(地方税法1条1項9号)
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一見、会社から給料が出て、税金を計算して振り込んでくれるのでラクなように感じますが、取りっぱぐれないように、また庶民はいつまでも税制システムに無知でいてもらうために作られた制度です。


その証拠に、高所得者(特権階級や経営者など)はこのシステムの下にはいません。


おわりに

私には2人の子供たちがいます。とても可愛いし、愛しています。


長女は公立の小学2年生で学校の勉強や英会話スクール、ピアノ教室と頑張っているようです。


次女は私立の幼稚園に通っていますが、この幼稚園は「自分のことは自分でやる」という教育方針で、なかなか好感が持てます。


私も妻もいつかは死にますし、子供達も大人になって行きます。


私が子供たちにしてあげられることは学校や社会的強者たちが教えてくれない仕組みやシステムを子供たちに教えてあげる事だと思っている次第なのです。